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テクノブレーン株式会社

2024.01.19

インタビュー

来日されたエンジニアの方へインタビュー

こんにちは!
先日、海外採用についての記事を担当した伊藤です。
今回は実際に海外(ミャンマー)から来日され、現在弊社クライアントにてご活躍中の方にお話を伺いました。
これから日本に来たいと考えている海外エンジニアの方、エンジニアの受け入れを考えている企業の方などのご参考としていただければ幸いです。


伊藤:本日は「どうして現在の会社に応募したのですか?」というところから、「入社してみてどうですか?」という部分まで、色々お伺いしていきたいと思います。

【今回お話を伺った方】
Zさん:ミャンマーより2023年7月に来日。現在は関東にて、技術者派遣の会社に入社し客先常駐の勤務。

■現在の業務内容について

伊藤:今はもう実際にプロジェクトに入って働いているのですよね。どのようなプロジェクトに関わっているのですか。

Zさん:今参加しているのは、主にテストをするプロジェクトです。

伊藤:日本人の同僚とお仕事されているんですか?

Zさん:はい、プログラム開発ではないのですが、日本のテストの仕事は自分にとっていい経験になっていると思います。

伊藤:日本とミャンマーとではテストのやり方とは違いますか?

Zさん:大体同じです。ミャンマーにいた時は開発もテストも両方やっていたのですが、今はテストだけやっています。

伊藤:仕事内容はテストだけなんですね。Zさんのスキル的にはもうちょっと難しいほうが良かったですか。

Zさん:そうですね。今はテストをやっていますが、次の案件ではプログラミングの仕事を行いたいと思います。今の案件では、プログラミングの(フェーズに関しては)契約はないですが、日本語の練習に役に立つかなと思いました。

伊藤:次の仕事は選ぶことができるんですか?

Zさん:はい、選べると思います。まずは自分で、どういうプロジェクトにやりたいのか、今ある案件のなかで、どの案件をやってほしいとか、それを上長などに話して決めることになります。

伊藤:そうなんですね。今のプロジェクトはどうやって決まったのですか?

Zさん:いくつか候補をだしていただきました。早く仕事を始めたかったし、今住んでいるところから近いので、現在のプロジェクトを選びました。

伊藤:Zさんの今の現場は日本人の方とお二人の体制と伺いましたが、仕事はどうですか。今の職場は海外の人もいるのですか?

Zさん:他に中国の方もいます。プロジェクトの中でも、他社からの契約社員や派遣社員も入っていて、皆さんにいろいろ手伝ってもらいました。私のチームリーダーがいらっしゃるので、チームリーダーにもいろいろ手伝っていただきました。

伊藤:なるほど。働きやすい環境ですか?

Zさん:はい。仕事はそんなに難しくはないのですが、テスト資料などを読むのは少し難しいと感じます。でも、現職のリーダーが手伝ってくれています。

伊藤:そうなのですね。色んな方から手伝ってもらえるいい環境なのですね。

Zさん:現職の他メンバーと一緒に入ることになってよかったと思います。最初の仕事に一人で入って全然分からないよりも、日本の方と一緒に現場に入り、いろいろ手伝いいただけたのは良かったと思います。本当にお世話になっています。

伊藤:なるほど。そういう支えや助けがあって、安心して働けたんですね。

Zさん:もし一人なら困ったと思います。今、日本の方と一緒に入社したので、メール書き方や日本のルールについて色々教えてもらえて助かりました。

■日本語学校での研修について

伊藤:ここからは少し以前のことなのですが、Zさんが来日した際、まず日本語学校で研修があったと思うのですが、どんな研修を受けましたか?

Zさん:午前と午後の研修があり、午前は他の学生と一緒に勉強して、日本語能力試験のN3~N4ぐらいのレベルを勉強しました。午後は1時間半ほどビジネスマナーのクラスを受けました。

伊藤:午前中はもともと日本語学校に通っている人と同じクラスだったと思うのですが、受けてみてどうでしたか?N4やN3の内容だと簡単でしたか?

Zさん:はい、自分にとっては少し簡単でした。

伊藤:午後のビジネスマナーは、どんなことやったか覚えていますか?

Zさん:メールの書き方や電話の返事などです。あわせて日本のビジネスがどのようにしているのかなどを学びました。

伊藤:午後のクラスは勉強になりましたか?

Zさん:そうですね。なかでも、日本語の発音については色々学ぶことができました。あとはチームワークの練習として小さいプロジェクトを行ったり、紙で建物を作る練習をしました。

伊藤:周囲と日本語でコミュニケーションをとる練習もあったんですね。

■日本の印象について

伊藤:来日してから、思っていたものと違うことや困ったことなどありましたか?

Zさん:特にないのですが、日本の生活では外食の値段が高いことは気になりました。いまのところ、普段の生活は特に大丈夫です。

伊藤:ご自身で料理を作ることが多いんですか?

Zさん:はい。朝食や夕食は自炊しています。昼は時間があればお弁当をつくりたいのですが、外食の方が多いです。

■来日までの準備について

伊藤:これから日本に来る方たちから「何を勉強したらいいですか?」とよく聞かれるのですが、日本に来てからもっと勉強しておけばよかったと思うことはありますか?

Zさん:日本語の用語やIT用語についてもっと勉強した方がよかったと思います。そして、日本の漢字とか仕事でコミュニケーションできるように会話の練習などをすればよいと思います。

伊藤:会話の練習だと、主にどのような環境を想定したらいいと思いますか。

Zさん:会議で発表する練習などです。

伊藤:今はよく会議に出て発表したりするのでしょうか?

Zさん:これまで一回か二回、発表する機会がありました。今の仕事はテストの仕事ですから、このテストについて、どのようにテストしたか、結果はどういうことになっていたか、それらについて、皆の前で発表できる程度の日本語ができればいいかなと思います。

■日本での仕事に馴染むためにしてほしいサポート

伊藤: 言いにくいかもしれませんが、私たちにもっとサポートして欲しかったところなどはありますか?

Zさん:現場に入る前に、現場でどのような仕事をするのか、それについての研修などを実施してほしいと思います。メールの書き方についての練習や、現場で働く上でのルールについての研修など……いろいろ知識が得られる研修があるといいかなと思います。

伊藤:日本語学校の内容より、もう少し現実的というか、実態に沿ったものということですか。

Zさん:はい。現場に入る前には自分でプログラミングの本など、そういう本だけを読んでいたので、現場そのものについての知識とか、ビジネスマナーを研修で受けられればいいと思います。

伊藤:一番困るのはメールや電話ですか?それとも、対面で会った時にどうやって挨拶するかなどですか?

Zさん:はい、困るのはメールの書き方です。いまは日本語は……まあまあできますけど、日本のビジネスで書く報告書などの書き方は、日常会話と全然違い、上司からみるといいかな、悪いかな、と(適切かどうかわからなくて)困ることがありました。今は周りの人にサポートしてもらったり、自分でも勉強したりしています。

伊藤:確かに書き言葉と話し言葉は全然違いますね。慣れも大事だと思うので、実際に使いながら学んでいけたらいいですね。

■応募・選考について

伊藤:現在の会社に応募した理由は覚えていますか。

Zさん:最初は日本に来て働きたいという理由があったので、応募しました。その時は、すぐ日本へ行く会社は珍しいと思いました。
他の会社はミャンマーで研修の時間があって、研修後に日本へ行くのですが、今の会社は研修から日本へ行き、日本語の学校も行く機会も得られるということで他の会社とは違いました。

伊藤:日本に来て今の会社で働いてみてよかったですか?

Zさん:はい、良かったと思います。他の日本の会社に比べて、外国人にとって働きやすい会社だと思います。
例えば、ちゃんとしたレポートなどを提出する機会は一ヶ月に一回か二回だけ。日々の進捗はすぐに口頭で話せる環境です。また、自習してITの資格に合格すると報奨金がもらえるということですから、外国人にとっては分かりやすいと思います。

伊藤: インタビューは以上です。お忙しいところお時間をいただきありがとうございました!


自分の住んでいる国を出て、文化も言葉も異なる国で生活し、働くことはかなり負担が大きいと思います。
入社後もサポートできる仕組みをクライアント様と構築し、安心して働ける環境を作っていきたいと思います。お話を聞かせていただきありがとうございました!

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