2019.05.30

お知らせ

IT・WEBエンジニアのキャリア形成の新しい考え方/キャリア相談会はじめます!(休日/平日業務後OK)

IT・WEBエンジニアのキャリア形成の新しい考え方/キャリア相談会はじめます!(休日/平日業務後OK)

これからのキャリアを考えるべきポイント

どんな論点でだれと会話をするのかを明確にすること
客観的にその論点を見分けること

IT・WEBエンジニアの方の採用支援をしています碣石(タテイシ)です。

未曾有のエンジニア不足と言われて、久しくなりましたが、皆様の周囲の環境は如何でしょうか。WEB系企業の在籍の方は、ワークスタイルやコミュニケーションツールなどDX改善も進んでいますでしょうか。技術選定の裁量や外部活動への賛助など、業界全体でエンジニアさんを取り巻く環境は、良くなってきていると思います。背景には、勿論、皆さんの生産性を向上し、より良いサービス開発やシステム作りを目指すというのが最大の目的であることに間違いはないのですが、各社ともに自社のエンジニア採用に苦戦する中、自社をアピールする目的も少なからずあるのかもしれません。

実際に、WEB業界においては、開発環境や体制が整備されていないことで、採用に大きなマイナスを生じることは良くあることだと感じますし、選択をする候補者の方も、技術環境や体制、働き方などは少なからず意思決定の大きな要素であることは間違いないと思います。

私どもテクノブレーンはエンジニアの皆さんに新たな気付きや発見をしていただきたいとの思いがあり、転職媒体やエージェントに登録されている方を対象にしているのではなく、一定のスキルを持ち、採用企業の要求に見合うであろう方にダイレクトにお声がけさせていただいています。故に、ご面会させていただく方は現職でも責任を持ち、主導的に活躍されている方が多く、少なくとも転職をしたいというモチベーションでお会いさせていただく方はかなり少ないと思っております。

そんな形式でご面会させていただく、いわゆる転職前提ではない、高い向上心を持たれるエンジニアの方でさえ、ワークスタイルや環境は気にされる大きなポイントのようです。年間で2000名を超えるエンジニアさんとの接点で、様々なケースやプライオリティの違いはありますが、悪い環境で働きたいという人は誰もいないというのは当たり前でしょう。

一方、採用する企業もいわば死活問題ですので、あらゆる手法でエンジニアさん獲得に向けた動きを取っています。一昔前は、カジュアル面談や応募前面談など、工数がかかるのでやりたがらなかった企業も今は当たり前になっています。むしろ、実施していない企業の方が珍しく感じるようになりました。そうしていかないと、接点すら持てないからというのが現状のようです。最近ではリファラル採用やダイレクトスカウトなど、採用企業自身が多くの工数と時間を割き、皆さんとの接点づくりを広げていこうという動きが活発化しています。

固有名詞で恐縮ですが、「Wantedly」や「転職ドラフト」などオンラインベースでも接点のきっかけになるサービスが増え、皆さんも一度は見たことや使ったことがあるのではないかと思います。市場的にも認知度が高まり、うまく運用できるか否かが採用のカギとなってきている節もあります。採用体制も整備が進み、エンジニア採用担当として現役エンジニアさんがアサインされたり、VPoEとして採用にもコミットするというトレンドもここ数年多くなりました。

私どもテクノブレーンも前述の通り、技術の進化・ワークスタイルの変化が激しい昨今の市場では、如何に変化に気づき、キャリアの方向性を見定めていくかということの重要性は感じています。故に、こうしたエンジニアの皆様が広く市場に興味を持ち、様々な企業との接点を持つことは大いに意義のあることであり、サポートしていきたいと考えております。

ただ、これらの手法やツールも方法を間違えると、得られるものは少なくなってしまいます。以下に挙げたのはこうした手法を活用した方、もしくは企業の実際の声です。(一部抜粋)

【利用したエンジニアさん】
・単に会社の紹介に終わり、求められるタスクや今後のキャリアにどういうプラスがあるかまでは不明なまま
・自分がどのようにみられたのか、評価されたのかがわからない
・良さそうな環境ではあるが、自分にとってどういいのかは分からない
・調整にも時間がかかったのに、聞きたい話は聞けなかった

【面談した企業さん】
・折角面談したが、その方のスキルまでは判断ができず、自社にFitするか否か迄は判断できなかった
・何に問題意識があるのかわからないので、論点が見いだせなかった
・面談自体はいい雰囲気だったが、本音が分からない。(自社がどうみられたのか)

如何でしょうか。

これまでに、企業とカジュアル面談をされた方は、何か該当することはありましたでしょうか。
実は上記のような面談後の所見はよく耳にする話であり、お互い初対面で何を話せばいいのかについては面談に慣れた方でも、やや探り合いのような状況が起こることもしばしばです。結局、時間を使ったけども、ネットから得られるレベルの情報収集しかできなかったという結論に至るケースも多いようです。

それでは、なぜこうしたことが起こるのでしょうか。

一つの要因は、事前準備にあるのかもしれません。カジュアルなんだから気軽に会えばいいじゃないかとおっしゃる方もいると思います。勿論、気軽に本音で会話することで、お互いのFit感が見いだせると思います。面接ではどうしても自分を作ってしまう傾向があるのも事実ですから、気軽に本音ベースでということに関しては、大いに賛成です。ただ、問題なのは「何について議論する場」として、面談を設定したかということです。

私は普段、自分が担当させていただく方に面談で企業と接点を持つことの意義として以下の様なことを提唱しています。

今後のキャリア形成をしていくうえで、今の自分に足りていないものは何かを発見する(もしくは最適な環境を模索する)
そのためには自分以外の第三者に客観的に自分の考えや経験値を評価してもらう
自分が持つ問題意識は他の環境ではどのように捉えられるのかを知る

簡単にまとめると、今の自分を知り、次に何をやるのか(やるべきなのか)を考えるきっかけとするというようなことだとイメージしていただければと思います。勉強会やコミュニティ活動の多いこの業界では、他の企業に属する方との接点は多く持てるはずです。

それでも、あえて面談などの機会を持っていただきたいのは、コミュニティ活動では共通の技術について、もしくは話題について議論や発表する場であって、決して自分自身のこと事を振り返り今後の参考にすることを行う時間ではないからです。

少なくとも、周囲の方はあなたのこれまでを振り返り、今後のことを考えるはずはないと思います。客観視するためにも、第三者の目線で分析することは不可欠ですから、こうした機会を利用していただくことをお勧めしています。

私どものようなキャリア支援を行う者が介在する価値として、「何について議論する場」という点において、事前にディスカッションし、現時点での課題感の整理、もしくは潜在的な課題感の抽出から時間をとれることだと考えております。それと同時に、議論するテーマによって、「どの企業の誰と会って話をしていただくことが良いのか」についてもアドバイスができることにあります。

永年、エンジニアキャリアの支援をさせていただいたこともあり、かつてお付き合いさせていただいた方の多くが、対象となる企業のCTOやVPoE、もしくは技術面での要職につかれています。事前に「問題意識」や「論点」について企業(面談者)サイドの共有することで、より密度の濃い、内容のある面談の実施になるように努めています。

有意義な面談やキャリア形成を考えていくには、「どんな論点でだれと会話をするのかを明確にすること」と「客観的にその論点を見分けること」が重要なのではないでしょうか。

私どもテクノブレーンでは、そんなエンジニアの皆様のサポートを支援したく、キャリア相談会を実施しています。もちろん無料です。

参加いただく方のほとんどは、転職を考えているというよりも今後、考えるための参考にという方たちです。気軽に面談にエントリーください。

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