2020.05.26

コラム

コロナウイルスの影響下における消費行動の変化に関して

こんにちは!テクノブレーンの坂井です。前回の更新ではかなり手前味噌な内容にも関わらず沢山の「いいね!」を頂きありがとうございました!
今回も皆さんにとって何かしらの参考になるような情報をご提供できればと思っております。それで、5/25(月)に全国における緊急事態宣言が解除され、本格的に新型コロナウィルス後の世界にも目を向ける必要が出てまいりました。そこで、私の担当領域であるIT業界において、特にどのWEBサービスが伸びそうかコンサルタント及び一般消費者目線で書かせていただきました。

【消費行動の変化】
新型コロナウィルス下の消費行動を語る上でこんな面白いデータが出ています。下記はナウキャスト社が出しているデータで、2020年1月と比較した2020年4月前半&4月後半における各業界の売上高の増減率をグラフにしたものになります。
何となくの体感で感じていた世の中の消費行動も可視化するとしっくりきますね。

                    (出所:JCB/ナウキャスト「JCB消費NOW」)

データを見てみますと、やはり「家」でできる消費行動に集中しており、しかも同じ4月内においても前半と後半で差が出てきていることがわかります。
やはり当たり前ですが家電、ECサイト、サブスクリプションが伸びています。これは緊急事態宣言が出て、リモートワークが増えたことに起因すると推測されますが、物理的な要因だけでなく消費者が外出自体を億劫に思うようになったか、もしくはリモート慣れしてきて家から出ずとも生活をより豊かにしようとしているなど、心理的な面も大きいと考えております。私もこのタイミングで動画配信サービスに新規入会しましたし、ECサイトで良い卵の定期購入なんかも始めてみました。

また、家電・インフラ・コンテンツ配信は消費行動の答えが明確なので、今回はECサイトに注目して切り抜いてみました・・・

                    (出所:JCB/ナウキャスト「JCB消費NOW」)

4月特に後半以降の伸びがどの業界も軒並みダブルスコア以上となっております。特に生活に密着した商品が非常に伸びています。機械器具は恐らくリモートワークに必要なPCやモバイル接続機器などであると推測されますが、面白いのは生活用品の部門が爆発的に伸びていることです。逆に言うと生活用品に関してはリアル店舗での消費行動が主流だったことが伺えます。

【新型コロナウィルスに関係する消費行動の変化】
新型コロナウィルスに起因する動きは今後消費行動を伴うWEBサービスにどういう流れを起こすのか?下記は、直近2020年1月~2020年4月までのECにおける購買データの推移を表したグラフになります。

                    (出所:JCB/ナウキャスト「JCB消費NOW」)

上記データから消費者の心理がどのように変化していったのかが推測できます。

1月:まだコロナウィルスは隣国の出来事。
2月:外国人旅行者がいなくなり、観光業界は大変だな・・・
3月:一般業界にも影響が出始めてきた。自分たちの働き方も見直さなきゃ!
4月:緊急事態宣言。StayHome。リアル世界一旦ストップ。

データをより詳細に分析してみますとコロナウィルスの「恩恵」を受けている業界と、それをきっかけにして伸びている業界の2種類があることが見て取れます。転職を考える場合は、このコロナ禍の中で売り上げが伸びている企業=不況に強いという観点ではなく、これをきっかけに変化及び成長していく企業を見極める必要があります。
コロナ禍の恩恵を受けている業界=これから伸びる企業ではありません。例えばテレワークに必要なノートPCやWebカメラの需要が急激に増え、市場では品不足が続いておりますが、ある程度需要が満たされてくるとその後の数年間は買い替えのサイクルが来るまで売り上げは落ち込む可能性があります。

【飲食料品ECサイトの需要】
上記グラフのデータではっきりしていることは、飲食料品のECサイトはコロナウィルスによる影響が発生する前から伸び続けている業界で、恐らくコロナウィルスの影響が無くても伸びていただろうということです。ちなみにECサイトの作成を業務としている私の取引クライアントも人手不足でパンク寸前の状態にあり、そのクライアント企業が希望する技術を持った人材は転職サイトに登録するとすぐに100社以上からスカウトメールが届くといった状況でした。
生活に密着するWEBサービスは世の中に数多く存在しますが実は食品EC業界はまだまだ企業数も少ないのが現状で今後のサービスの発展が見込まれる領域です。今回最も多くの恩恵を受けつつ、サービスを知るきっかけになった消費者も多くいるので今後より一層の発展が見込まれます。

【まとめ】
今回のグラフのデータでもわかるように、外出を伴う消費者向けのサービスは軒並み冷え込みました。今後コロナウィルスの影響が収束いくと個人消費はある程度回復していくと思いますが、恐らく100%元の状態に戻ることはなく、今回のコロナ禍の中で成長したECサイト型といったWEBサービスが引き続きTotal売り上げの一定数を占めていくと考えられます。

また、今回の事態はWEBサービスに対して一歩引いた目線で見ていた一般消費者がECサイトやSaas型のビジネスモデルのサービスを利用するきっかけになりました。今までは定額制(リアル店舗、コンテンツ配信)だったものが、リモートワークをきっかけにビジネス場面でもBtoBのWEBサービスが利用されプライベートでもBtoCのサービスが必須になりつつあり、メルカリやUberEatsのようなCtoCサービスもより加速していくことになると推測されます。

つまり、IT業界は今まで以上に消費者層に向かい合っていかなければならず、それによってリアルな世界でより便利なサービスが提供される時代がもうすぐ到来すると考えています。
そういった現状に置いて私が注目している業界は、生活密着型の衣食住のSaas型サービスや耐久消費財や自動車向けSaas型サービスになります。

こういったWEB完結でもない、ハード製品でもないサービスにより注目しています。今までのECサイトのような売り切りではない定額で使い放題のようなWEBから生まれたサービス形態のハイブリッドに消費者の志向が切り替わっていくと考えているからです。

今後、製造業界とIT業界の境目が無くなると言われています。今回の新型コロナウィルスは一般消費者の消費行動に大きな変化をもたらしました。ちょうどその少し前のタイミングからDX戦略を各大手メーカーが打ち出しており、数年内に確実に消費行動に伴うサービスは変化すると考えています。

このコロナウィルスの影響下の中で、世の中が大きく変化しようとしている兆候を感じています。今後お会いさせていただく皆さんと、コロナ禍後の未来に向けて社会がどう変化していくのか、色々議論できることを楽しみにしています。

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